【セミナー報告】浜松市まるさら出世プロジェクト個別支援2
2016年12月21日浜松市の障害福祉事業所への工賃向上支援事業「まるさら出世プロジェクト」の個別支援が各事業所で行なわれました。
「合資会社こころいろ」は、収益性の向上と利用者さんへの幅広い職業訓練を目的に、自主製品の開発企画を行いました。中小企業診断士の藤田先生に事業所を訪問していただき、企画会議を重ね、当地域の産品である遠州紬や帆布を活かしたトートバックを他事業所とコラボしつつ製造・販売していく事に決定しました。
「たちばな授産所」では、自主製品の販路拡大、販売促進策の策定が課題としてあげられました。現在、自社製造した手漉き紙を活用し、ハガキ、ぽち袋、祝儀袋、うちわ、行灯等を製造しています。とくに価格と品質の面から、行灯の商品力を高めるためのブラッシュアップを行う事が最も早い課題解決の方法と考えられ、販路拡大案を含めた計画案が策定されました。
遠江学園「ひくまの」のテーマは、遠江学園が、生産している綿花を活用して、新たな自主製品を作る事です。み機工房の中村美喜子先生を講師にお招きし、まずは糸をつむぐことから始めました。つぎに色々な編み方を習得し、簡易機織り機を使用して、ストラップを完成させることができました。事業所では、糸の活用方法について新しい可能性を探ることができ、今後の事業展開に活用していきたい。とのことでした。