新春講演会
終了しました
地域でかけがえのない存在になること
障がいのある人の仕事づくりから取組む新しい価値創造
日 時: 令和2年 1月24日(金曜日)午後1時30から午後3時30分
会 場: グランシップ6階 交流ホール
(静岡市駿河区東静岡二丁目3番1号)
講 師: 社会福祉法人いぶき福祉会 専務理事
北川 雄史 氏
講師紹介:1969年京都市生まれ、神戸育ち。筑波大学第二群人間学類卒。大日本印刷株式会
から、社会福祉士習得後、1997年に社会福祉法人いぶき福祉会に入職。障害福祉
に携わるようになる。従来の福祉の枠にとどまらず、福祉のつよみをいかしたブ
ランド開発により、モノやコンテクストを創りだしている。
地域でモノづくりを担う方々とのネットワーク活動などにも積極的に取り組む一方
最重度の障がいのある人の社会参加、いのちの問題などを医療・教育と連携しなが
ら向き合いつづけてる。
講師からのメッセージ:
障害のある人の仕事づくりから見えてきた3つの「そもそも」があります。福祉の
シゴト・はたらく・多様性の3つです。
福祉のシゴトは三層構造です。ひとつはいのちをささえること。ふたつめはその人
の思いを育み、関わりをひろげること。3つめが役割をつくりその営みを価値にす
ることです。そもそも介護や作業支援だけではありません。
「はたらく」ことは生産性ありきの価値観に縛られがちです。それではできない人
だらけになって生きづらさを抱える人がどんどん増えてしまいます。障害のある人
の営みを丁寧に社会の中に役割として価値化することに取り組むことは、そもそも
多様な人が多様な役割を担いあっている社会を再発見するきっかけになると思って
います。</p
そして、多様な関係性でなりたつ社会は、そもそも障害と健常に二分されている
わけではありません。ひとりひとりがかけがえのない存在でありつづけられるため
のささやかなヒントを、見つけ合えるような対話の時間にできればと思います。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。
参加費: 無料
定 員: 120名 (先着)